箕面級敷設艦 (日本海軍, 1945)

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概説

 太平洋戦争までに日本海軍が建造した敷設艦はいずれも攻勢機雷敷設作戦を想定していた。防禦的な機雷作戦を想定していなかったわけではないが、それには主に徴用商船を充当するつもりであり、防禦的機雷作戦についてはほとんど考慮されていなかった。実際に開戦となって日本近海に防禦機雷を敷設する必要が生じると、それに充当されたのは敷設艇などの小型艦艇や徴用小型商船などで、一般的な警備任務の合間に副業的に行なわれた。しかし大戦末期になると、日本近海にも米潜水艦が盛んに出没するようになり、これを妨害するために大量の機雷でもって機雷偃を設定することが考えられた。このために充分な機雷敷設能力をもつ艦艇が急遽必要になり、当時量産効果をあげつつあった2D型戦時標準船を改造して敷設艦とすることにした。4隻がこのために改造されることになったが、うち2隻は商船籍のまま徴用されて改造され、特設敷設艦となった。2隻は海軍が買収し、敷設艦となった。うち1隻が箕面である。船倉を機雷380個搭載する機雷庫に改造、艦尾には機雷敷設口を設けている。箕面は昭和19年末に起工、突貫工事の末昭和20年8月に竣工し海上護衛総隊に編入されたが竣工からわずか10日で終戦となり、実戦参加することはなかった。もう一隻は戦後商船として竣工している。箕面は特別輸送艦として各地からの復員輸送に従事したのち、もと軍艦だったということで解体されてしまった。比較的小規模な改造で商船にもどすことができたはずだが、占領軍はこれを許さなかった。

主要要目

排水量: 基準 3224t, 常備 5200t
長さ: 垂線間長 85.0m, 水線長 86.3m, 全長 91.7m
全幅: 13.4m
喫水: 5.8m
機関: 1軸 甲12型単式タービン 1基, 1 2号円缶(石炭専焼), 1200shp
燃料: 石炭
速力: 11ノット
兵装: 12cm高角砲 1門, 25mm対空機銃 14門, 機雷 380, 爆雷 24
乗員: 不明

一覧

計画 艦名 建造 起工 進水 就役 艦歴 記事
昭20 箕面 Minoo 浪速船渠 1944.11.29 1945.05.13 1945.08.05 (敷設艦) 1945.10.05 除籍
1947 解体